このサイトは、合同会社QOLが制作した、介護施設のホームページのデモです。実在する施設ではなく、サイト構成・導線設計・法令対応の一例としてご覧いただくためにご用意しました。

私はこれまで、入居者様から「ホームページを見てもごちゃごちゃしていて、私みたいなおばちゃんにはわからない、見にくい」というお声を、本当によく耳にしてきました。それだけ、ホームページが整っていない介護施設が多い、ということなのだと思います。

このデモサイトでは、法令対応はもちろんのこと、入居者様やそのご家族、求職者の方々も迷わない「わかりやすさ・見やすさ」を、いちばん重視して設計しました。以下では、どんな考えで一つひとつ組み立てたのかを、ご説明します。

🏠 サイト全体の構成

このサイトは、架空の介護法人「株式会社サンプル介護」が、兵庫県内で2施設を運営しているという想定で作っています。

  • デモの丘神戸:神戸市垂水区/サービス付き高齢者向け住宅/24室の小規模
  • デモの里姫路:姫路市飾磨区/住宅型有料老人ホーム/30室の中規模

種別と立地と規模を、あえて違えました。複数施設を運営する小〜中規模の介護法人によくある「住み分け」をどう表現するかという論点を扱えるようにするためです。

ナビゲーションは、ホーム/施設紹介(神戸・姫路)/会社概要/求人情報/お問合せの5本立て。フッターには会社概要・個人情報保護方針・情報公開・このサイトについての4リンクを置いています。1施設しか運営されていない場合は施設紹介を1本にまとめるなど、実際の運営状況に合わせて構成は調整します。

👨‍👩‍👧 ご家族に「迷わせない」ための導線

介護施設のホームページを実際にご覧になっているのは、入居されるご本人ではなく、そのご家族(多くは娘さん・息子さん)です。ご家族は平日の夜や週末に、複数の施設をスマホで見比べながら、慎重に検討を進められます。

そのときご家族が抱きやすい気持ちは、たとえばこんなものです。

「電話で問い合わせるのは気が引ける」
「料金がいくらかわからないと、連絡しにくい」
「紹介会社を通すのはちょっと気が重い」

日中はお仕事や介護で時間が取れなかったり、見ず知らずの担当者にいきなり踏み込んだ話をするのはためらわれる、というのが実情です。

そこでこのサイトでは、問合せ・予約・資料請求・応募といった「次の一歩」を、すべてLINE公式アカウントに集約しました。LINEなら、友だち追加するだけで時間外でも相談を始められますし、ご家族の間でスクリーンショットを共有したり転送したりしやすい。電話よりぐっとハードルが下がります。

施設の住み分けについては、

  • 神戸:静かな暮らし、海と丘の眺望、小規模ならではの落ち着き
  • 姫路:レクリエーション、カラオケ、月1回のイベント食、賑わい

という方向性で、施設ごとに人格を分けています。ご家族が2施設を見比べる中で、ご本人の好みや生活スタイルに合うほうを選びやすくするためです。

各施設ページの一番上には、空き部屋状況を赤枠で常時表示し、最終更新日も併記しています。検討中のご家族にとって、その施設に空きがあるかどうかは「相談していいかどうか」の最初の判断材料になるからです。

📋 1ページで判断できるだけの情報を、しっかり載せる

各施設のページには、入居をご検討いただく際に必要となる情報を、ページを行き来しなくてもひととおり揃うよう集約しました。具体的には、こんな項目です。

  • 料金体系(入居金・月額利用料・食費・介護保険自己負担分)の透明な開示
  • 居室の写真と寸法
  • 1日の過ごし方のタイムライン
  • 食事の例
  • 入居までの7ステップのフローチャート
  • ご入居者・ご家族の声
  • スタッフ紹介
  • 施設周辺の生活施設・医療機関・交通アクセス
  • 協力医療機関の名称と連携内容

ご家族は、何度もページを行き来したくありません。だからこそ「この施設について調べる」という行動が、施設ページ1枚で完結するように配置を整理しています。

⚖️ 2025年度に義務化された情報公開への対応

2024年の介護報酬改定により、介護施設は重要書類のインターネット上での公表が完全義務化されました。具体的には、以下の6種類です。

  1. 重要事項説明書
  2. 運営規程
  3. 業務継続計画(BCP)
  4. 高齢者虐待防止のための指針
  5. ハラスメント対策の指針
  6. 身体拘束等の適正化のための指針

このデモサイトでは、これらの6文書をフッターからアクセスできる「情報公開」ページに集約しました。フッターは全ページから到達できるので、訪問者がどのページを見ていてもワンクリックで情報公開ページに進めます。

業界の100施設ほどを調査したなかでは、中小規模の介護施設のサイトでこの対応が見落とされているケースが少なくありませんでした。これは差別化以前の、運営上の必須対応です。サイト制作時に必ず組み込むべき項目だと考えています。

📱 スマホで見たときに崩れない作り

介護施設のホームページの訪問者は、スマートフォンからのアクセスが大半を占めます。ですからこのサイトでは、お知らせ欄・ヘッダー・各セクションのカードレイアウトを、スマートフォン幅で見たときに崩れないよう、一つひとつ最適化しています。

たとえばヘッダーの電話番号は、パソコン画面では表示しますが、スマートフォン画面では非表示にして、LINE登録のボタンを優先する設計にしています。お知らせ欄も、スマートフォン幅では横並びカードを縦積みに切り替えて、写真とタイトルが重ならないよう調整しました。

文字が潰れる、画像が歪む、ボタンが押しにくい――こうしたモバイルで起きやすい問題を、地道に確認しながら直しています。

🔖 仮リンク・サンプル文面について

このサイトはデモのため、ご入居者・ご家族の声、スタッフ紹介、お知らせ、画像などはすべて架空のサンプルです。重要事項説明書などのPDFリンクも仮のもので、クリックしても文書は開きません。本番運用時には、これらをすべて実際の施設のデータ・写真・PDFに差し替えます。

各セクションには「※デモ用のサンプルです」「※仮リンクです」といった注記を控えめに添えていますが、これはあくまでデモとしての性格を分かりやすくするためのものです。本番では、もちろんこれらの注記は不要です。

🤝 このサイトはLINE公式アカウントとセットで動く設計です

このホームページは、合同会社QOLが提供するLINE公式アカウントの構築・運用代行と組み合わせることを前提に設計しています。

サイト内の「LINEで料金診断」「LINEで見学予約」「LINEで応募」といったボタンは、リンク先のLINE公式アカウント側に、

  • かんたん料金診断
  • 空き部屋状況の確認
  • 施設の様子(写真集)
  • よくある質問
  • WEB履歴書フォーム

といった機能が実装されることで、はじめて動作します

ホームページ単独でも、施設の概要や雰囲気は伝わります。ですが、見学予約・料金相談・応募といった「次の一歩」を実際に取っていただくためには、LINEとセットで運用することで効果が最大化します。

もちろん、「まずはホームページだけ整えたい」「LINEは今のところ考えていない」というご要望にも対応します。施設様の状況に合わせて、ホームページ単独・LINE単独・両方セット、いずれの形でもご相談いただけます。

LINE導入による集客・採用効果の詳細や、料金、運用範囲については、別途ご案内資料をご用意しています。ご関心のある方は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください


合同会社QOL 代表 中山 孔太